スマホやタブレットのWebブラウザを使って遠隔地から操作できる移動車を作った。
駆動方式 | 左右独立クローラ |
動力 | DCモータ2台 |
モータ制御方式 | PWM |
電源 | リチュウムイオンバッテリ |
装備 | USBカメラおよびLEDによる照明 |
操作方法 | 無線LAN経由Webブラウザによる |
大きさ | 長さ19cm 幅10.5cm 高さ14cm(すべて約:-p) |
総重量 | 約700g |
Raspberry Pi | Model B Rev1.0 BS1224 |
Raspberry Pi ケース | RSコンポーネンツ ASM1900004_11 |
バッテリ | ANKER Astro2 |
無線LANドングル | PLANEX GW-USValue-EZ |
カメラ | Logicool C270 |
モータユニット | TAMIYA 70097 ツインモーターギヤーボックス |
車体ベース | AMIYA 70157 ユニバーサルプレート 2枚セット |
車輪 | AMIYA 70100 トラック&ホイールセット |
モータドライブ基板 | 自作(下記のとおり) |
その他 | アルミ版T=1mm M3金属製六角スペーサL=35mm M3ビス |
使用したバッテリは3.7V/8400mAhなので変換効率90%で5Vで出力した場合、5600mAhとなる。Raspberry PiにWiFiドングルとWebカメラを接続して使用した場合、実測値によると600mA程度の消費電流なので、まったく走行させなかった場合、つまり無線ネットワークカメラと同等の状態では、9.3時間という計算になる。一方走行した場合は、上記に加えて走行した時間分だけ消費すると考えられる。使用したモータFA-130の適正電流は500mAなので、PWMのデューティーレシオ75%で制御したとすると左右2台分で750mAとなる。しかし、路面の状態等により一時的な過負荷が生じることやドライバーICでのロスなどを考慮し、2倍の1500mAで見積もってみる。すると、本体とWiFiドングルとWebカメラの分も合わせて全体で、2100mAを消費することなる。従って、連続して走行すると2.6時間という計算になる。
モータドライバIC TA7291Pの使用条件(実測値)
Vcc = 5.0V Vs = 4.73V Vref = 3.4V
2012-12-16-wheezy-raspbian
$ uname -a
Linux raspberrypi 3.2.27+ #250 PREEMPT Thu Oct 18 19:03:02 BST 2012 armv6l GNU/Linux
$ wget http://webiopi.googlecode.com/files/WebIOPi-0.5.3.tar.gz
$ tar xvzf WebIOPi-0.5.3.tar.gz
$ cd WebIOPi-0.5.3/
$ sudo ./setup.sh
$ sudo apt-get install subversion
$ sudo apt-get install libjpeg-dev imagemagick
$ svn co https://mjpg-streamer.svn.sourceforge.net/svnroot/mjpg-streamer mjpg-streamer
$ cd mjpg-streamer/mjpg-streamer
$ make
$ make install
install --mode=755 mjpg_streamer /usr/local/bin
install --mode=644 input_uvc.so output_file.so output_udp.so output_http.so input_testpicture.so input_file.so /usr/local/lib/
install --mode=755 -d /usr/local/www
install --mode=644 -D www/* /usr/local/www
$ mkdir cambot2
$ nano cambot2.py
$ nano index.html
Webブラウザ画面対応するWebブラウザはChrome、Safari、Opera
∧ | 前進 |
∨ | 後退 |
> | 右旋回 |
< | 左旋回 |
Search Light | LED点灯・消灯 |
Right Speed Adj. | 右速度調整 |
Left Speed Adj. | 左速度調整 |
$ sudo nano rc.local
:
:
(cd /home/pi/cambot2 ; sudo python cambot2.py) &
export PLUGINPATH=/usr/local/lib
sudo mjpg_streamer -i "$PLUGINPATH/input_uvc.so -f 25 -r 320x240 -d /dev/video0" -o "$PLUGINPATH/output_http.so -w /usr/local/www -p 8001" &
exit 0
CH-1:Raspberry Pi の5V電源(TP1-TP2間)の電圧 CH-2:サーボドライバのモータ供給電源の電圧Vs
モータを駆動しない場合
PWMのデューティーレシオ50%でモータを駆動した場合
PWMのデューティーレシオ75%でモータを駆動した場合
Raspberry Pi の5V電源に誤動作を及ぼすようなレベルのノイズや電圧低下は見られなかった。
CH-1:モータ出力電圧 CH-2:モータのPWM制御電圧Vref≒3.4V
参考MagPi Issue 9 - Feb 2013