操作の順序に従って、JDripの使用方法を説明します。先ず、アプリケーションを配布する手順を説明し、次に配布されたアプリケーションをインストールする手順を説明します。
これらの行の後に、XMLの仕様に従ってインストールに必要な要件を記述します。
次に、ビルドを行います。
$ jdrip 作成したXMLファイル 例 $ jdrip test.xml
ビルドが正常に終わると、install.classというファイルがカレントディレクトリーに作成されます。このinstall.classファイルをユーザーに配布します。もちろん、配布する前に、インストーラーが期待通り正しく動作するかどうか確認するために、自分のコンピュータでインストールを実行することは、全く問題ありません。
もうひとつ、install.classの代わりにinstall.jarというJARファイルをビルドして配布する方法もあります。install.jarはほとんどのプラットフォームにおいて、「ダブルクリック」だけでインストールが開始します。それには、次のようにただjdripコマンドに-aオプションを指定するだけです。このコマンドによってinstall.jarがカレントディレクトリーに作成されます。
$ jdrip -a 作成したXMLファイル 例 $ jdrip -a test.xml
いよいよ、アプリケーションをインストールする時がきました。ビルドでinstall.jarを配布した場合は、
install.jarのアイコンをダブルクリックするだけです。ほとんどのプラットフォームにおいてこの方法で起動するはずですが、もし起動しない場合に備えて、代わりの方法として次のコマンドを使うようエンドユーザーに知らせておくとより親切でしょう。
$ java -jar install.jar
一方、ビルドでinstall.classを配布した場合は、次のように起動します。
$ java installアンインストールは、任意のディレクトリーにて次のように起動します。
$ java -classpath インストール先のディレクトリ uninstall