Raspberry Pi で OpenCV(最後の方)で調べてわかったように、Raspberry PiのUSBポートは1ポートあたり140mAしか流せないため、キーボードやマウスぐらいであれば直挿しもできるが、もっと電流が必要なデバイスはセルフパワーのUSB HUBを介して接続する必要がある。しかしこの方法だと、2つの電源、つまりRaspberry Pi本体の電源とUSB HUBの電源を用意しなければいけない。
これを1つの電源で済ませる方法を考えてみた。USBのバスの電圧とRaspberry Pi本体に供給する電圧は、都合のいいことに同じ5Vである。そこで、USBのバスの電圧はRaspberry Pi本体の電源から供給し、信号ライン(D+、D-)はスルーするようなUSBケーブル延長基板を作ってみた。一応、デバイス保護のために500mAのポリスイッチを入れておいた。ノイズでUSBにエラーが出るようであればUSBのバスのラインにパスコンが必要かもしれない。
回路図
無線LANのドングルとUSBカメラ(もちろんこれらを直挿した場合はハングしてしまう)を使って試してみたところ、問題なく1電源で動作するようになった。