変数

ソースとなるXMLファイルを作成する上で、使用できる変数の仕様を示します。

変数とは
変数を宣言する
変数を参照する
暗黙の変数


変数とは

変数とは、変数名とそれについて1つ対応付けられる値の組です。

変数を宣言する

変数名と値は文字列で、いずれも、大文字と小文字は区別します。 変数をそれが定義される時期に関して分類すると、明示的変数と
暗黙の変数があります。XMLの中で明示的に宣言するには、property要素を使います。次の例では、変数名としてapp.nameを、それに対する値としてmyappを設定しています。 <property name="app.name" value="myapp"/> 一方、暗黙の変数は、明示的に宣言する前に、あらかじめシステムによって自動的に宣言されている変数です。
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変数を参照する

変数は、XML要素の属性に値を設定する場合に参照できます。変数の値を参照するには、次のように変数名を大括弧("{"と"}")とドルマーク("$")を使います。
    ${変数名}
次の例では、
file要素のdest属性に対する値として、2つの変数を参照しています。

    <file src="foo.jar" dest="${target.dir}/${app.name}"/>
参照された変数の値は、参照している要素が実行される直前に評価されます。従って、上の例では、file要素が実行する前に、2つの変数の値が確定していなければなりません。仮に、2つの変数が、
    target.dir = bar
    app.name = boo
であったとすると、dest属性は、次のように評価されます。
    bar/boo
変数は、再帰的に参照することができます。つまり、ある変数が他の変数を参照して良いということです。ただし、参照が元の変数を参照する、いわゆる循環参照になってはいけません。
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暗黙の変数

変数名説明
java.versionJava Runtime Environment のバージョン
java.vendor Java Runtime Environment のベンダー
java.vendor.url Java ベンダーの URL
java.home Java のインストール先ディレクトリ
java.vm.specification.version Java 仮想マシンの仕様バージョン
java.vm.specification.vendor Java 仮想マシンの仕様ベンダー
java.vm.specification.name Java 仮想マシンの仕様名
java.vm.version Java 仮想マシンの実装バージョン
java.vm.vendor Java 仮想マシンの実装ベンダー
java.vm.name Java 仮想マシンの実装名
java.specification.version Java Runtime Environment の仕様バージョン
java.specification.vendor Java Runtime Environment の仕様のベンダー
java.specification.name Java Runtime Environment の仕様名
java.class.version Java クラスの形式のバージョン番号
java.class.path Java クラスパス
java.library.path ライブラリのロード時に検索するパスのリスト
java.io.tmpdir デフォルト一時ファイルのパス
java.compiler 使用する JIT コンパイラの名前
java.ext.dirs 拡張ディレクトリのパス
os.name オペレーティングシステム名
os.arch オペレーティングシステムのアーキテクチャ
os.version オペレーティングシステムのバージョン
file.separator ファイル区切り文字 (UNIX では "/")
path.separator パス区切り文字 (UNIX では ":")
line.separator 行区切り文字 (UNIX では "\n")
user.name ユーザのアカウント名
user.home ユーザのホームディレクトリ
user.dir ユーザの現在の作業ディレクトリ
target.dirインストール先ディレクトリ

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